Python シェルでプログラムを実行

ここでは Windows に Python をインストールしたときに、シェルやコマンドプロンプトから Python プログラムを実行する方法を説明します。

IDLE を使う場合は「Python の IDLE の使い方」をみてください。その他の統合開発環境としては PyCharm などが使いやすいと思います。

Python をまだインストールしていない人は、開発環境の準備 等を参考にして Python をインストールしてください。

Python シェルでインタラクティブに Python プログラムを実行する

それでは、Python を使ってみましょう。 MSI インストーラを使って Windows 上に Python をインストールすると、 スタートメニューに次のようなグループが登録されます。

Windows Pytyon

この中から、"Python 3.8 (64-bit)" を選択しましょう。

バージョンや UI が違う場合などは適当に読み替えてください。

これによって起動するコマンドラインでは、直接 Python のコードを実行できます。例えば、 次のスクリーンショットのように出来ます。

Windows Pytyon

>>> a = 'Hello,'
>>> b = 'world!'
>>> a+b
'Hello,world!'

Python のコマンドラインでは、>>> が(プライマリの)プロンプト記号です。セカンダリのプロンプトといって、 続きの行がある場合は ... になります。

コマンドラインにどんどんコードを打ち込んでいけば、電卓みたいに、対話的に Python コードを実行できます。

ちなみに、このコマンドラインは要は python のシェル (インタプリタ) を実行するということです。

このためいつもわざわざ Python のメニューから上記のようにして、シェルを起動する必要はありません。 コマンドプロンプト (cmd) を起動して、そこから python.exe を直接起動しても同様のことができます。

Windows Pytyon

環境変数 PATH にある python.exe が実行されます。PATH に登録されていない場合は、python.exe へのパスも含めて起動します。

Linux や Mac OS で Python 3.x を利用する場合は、python ではなく python3 とする必要がある場合があります。

python --version
Python 2.7.16
python3 --version
Python 3.8.0

Python のソースファイルを実行

プログラムは当然ながら、ファイルに記述してそれを実行したい場合もあります。その場合は、python.exe にパラメータとして、 ファイル名を渡せば OK です。

例えば、次のコードを test1.py として保存します。拡張子は .py であることに注意してください。

a = 'Hello, world!'
print(a)

Windows Pytyon

これを実行するには、次のようにファイル名を渡します。(パスが通ってない場合はパスから)

python test1.py
Hello, world!

Windows Pytyon

以上、Python シェルを利用して Python プログラムを実行する方法を説明しました。

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