Django プロジェクトの作成

Django プロジェクトの作成

ここでは Django のインストール確認として、 Django プロジェクトを作成してみましょう。

Django をインストールしていない場合は、「Django のインストール (Linux)」等を参考にインストールしてください。

ここでは Virtualenv 内で作業しますので、Virtualenv 内へのインストールをみてください。

まずは Virtualenv を有効にして、そこに Django プロジェクトを作成してます。

次のコマンド例では、 venv という virtualenv 環境にて、myprj という名前の Django プロジェクトを作成します。

$ source venv/bin/activate
(venv) $ django-admin startproject myprj .

この結果次のファイルが作成されます。

  • manage.py Django プロジェクトの管理用スクリプト
  • myproj/__init__.py Python がこのディレクトリをパッケージとみなすためのファイル。
  • myproj/settings.py Django プロジェクトの設定ファイル
  • myproj/urls.py Django プロジェクトの URL 設定ファイル
  • myproj/wsgi.py WSGI 設定ファイル

これらのファイルについては、後ほど詳しく見ていくことにします。ここでは、さっそく開発用サーバーを実行して、 Django が動くか確認しましょう。

開発サーバーの実行

次のコマンドを実行します。

$ python manage.py runserver
...
Django version 1.11.11, using settings 'myprj.settings'
Starting development server at http://127.0.0.1:8000/
Quit the server with CONTROL-C.

警告が出ると思いますが、現時点では無視してください。

これで開発サーバーが起動しました。サーバーを停止する場合は Ctrl + C です。

ブラウザから http://127.0.0.1:8000/ にアクセスして、次のようなページが表示されれば OK です。

Django 開発サーバー

もしアクセスを受け付けるポート番号を変更する場合は、次のようにポート番号を指定します。

> python manage.py runserver 12345

また、IP アドレスも変更できます。 通常はループバック IP (つまり 127.0.0.1) で LISTEN します。こうすると外部からは接続できません。

しかし IP を明示的に指定するか、あるいは指定しない (0.0.0.0 を使う)ことによって、ローカル以外からも接続可能になります。

次のコマンドではそのコンピュータに割り振られた全ての IP アドレスでのポート番号 12345 でアクセスを受け付けます。

$ python manage.py runserver 0.0.0.0:12345

ネットワークが複数あるというのは、例えば Wifi での接続とワイヤードの LAN ネットワークの二つでネットワークに接続されている場合、 ネットワークインターフェイスが二つあって、それぞれに IP アドレスが割り当てられている状態になっています。

0.0.0.0 (または省略形の 0) をリスニングのアドレスとして指定すると言うことは、両方のネットワークからのアクセスを受け付ける、ということです。

Windows では、初回に次のようなセキュリティの警告がでますが、アクセスを許可してください。

Django 開発サーバー

以上で、Django プロジェクトを作成して、開発サーバーを起動し、開発サーバーがリクエストを受け付けることを確認しました

次は先ほどの画面に書いてあるように、プロジェクト内にアプリケーションを作成してみましょう。

Django 開発サーバー

Django アプリケーションの作成

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