Django のインストール (Linux)

ここでは Linux (Ubuntu) に Django をインストールする方法を示します。 Windows へのインストールについては、「Django のインストール (Windows)」 を参考にしてください。

Ubuntu での Django のインストール

まずは Python のバージョンを確認します。 Django では 2.x シリーズ (2.3 以上) を使います。 Py3k は使えないので注意してください。

Python のバージョン確認

まずは現在の設定を確認します。Python のバージョンは次のコマンド例のように python --version で確認できます。

$ python --version
Python 3.6.3 :: Anaconda, Inc.

現在インストールされていないことの確認

念のため、Django が現在インストールされていないことを確認します。

>>> import django
Traceback (most recent call last):
  File "<stdin>", line 1, in <module>
ModuleNotFoundError: No module named 'django'

モジュール名が見つからない、となればインストールされていません。

Django のインストール

今回は最新の LTS 版である 1.11.11 をインストールします。

$ pip install Django==1.11.11
Collecting Django==1.11.11
  Downloading Django-1.11.11-py2.py3-none-any.whl (6.9MB)
  ...
Successfully installed Django-1.11.11
$

以上でインストールは完了です。簡単ですね。

引き続き、念のためインストールを確認します。

$ python
Python 3.6.3 |Anaconda, Inc.| (default, Oct 13 2017, 12:02:49) 
[GCC 7.2.0] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import django
>>> django.VERSION
(1, 11, 11, 'final', 0)
>>>

ちなみに、アンインストールもpip uninstall を使えます。

$ pip uninstall Django

Django のインストール (Virtualenv を利用)

複数のバージョンの Django を共存させるには virtualenv を使います。 これによりプロジェクト毎に異なるバージョンの Django を実行することができるようになります。

コマンド例は次のようになります。

プロジェクト用のディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。

$ mkdir test1
$ cd test1
$ 

"venv" という名前で virtualenv 環境を作成して、それをアクティベートします。

$ virtualenv -p python3.6 venv
$ source venv/bin/activate
(venv) $

venv の環境内に入ったら、Django をインストールしバージョンを確認します。

(venv) $ pip install Django==1.11.11
(venv) $ python
Python 3.6.3 |Anaconda, Inc.| (default, Oct 13 2017, 12:02:49) 
[GCC 7.2.0] on linux
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import django
>>> django.VERSION
(1, 11, 11, 'final', 0)
>>>

以上で Django のインストールは完了です。

引き続き、Django プロジェクト及びアプリケーションを作成してみましょう。